魂のこもった日誌を、たまに書きます。

どんぐりを煮ながら

2014.10.24


どんぐり

大きな鍋で、小さなビニール2袋分のどんぐりを煮ました。

 

息子が通う保育園では、秋になると公園でどんぐり拾いをします。

それを袋にまとめてお土産にしてくれるのはいいのですが、

通い始めた最初の年のこと。「どんぐり、懐かしいなぁ」と微笑ましく思いつつも

そのままにしていたら、大量の虫が発生。

これに懲りて次の年は、「どんぐり、もらってきたの。そうなのー。」

とやさしく息子に話しかけながら、裏でこっそり始末していました。

 

そして今年も気づけば、どんぐりの秋。

先日、通園バッグの中に1袋のどんぐりを発見。

「やばい、今年は量が多い!」と焦りつつも、また入れっぱなしにしていたら、

3日後にはさらにもう1袋が…!

年齢が上がると行動範囲が広がったり、拾う手のスピードが速まって、

たくさん集められるんだなぁと感心しつつ、いつ虫がわくか戦々恐々。

とは言え、これだけの量を捨ててしまうのはさすがに鬼かと思い、

保育園の先生に聞いてみたところ、

「お湯で煮て、天日干しすれば大丈夫ですよ」との答え。

というわけで、また1週間くらい放置した後、どんぐりを煮ることに。

鍋にお水を張り、ブツをザザーッと入れていたら…

一人で笑ってしまいました。

 

私はもともと、まめに料理する人間ではなく、結婚してからも平日はほぼ外食。

土日も1回自炊するかどうかという生活でした。

そうは言っても、いずれ子どもが生まれたりしたら、

豆とか煮るようになるのかも…と、なんとなく想像してはいたのですが、

まさか、公園のどんぐりを煮ることになるとは。

考えもしなかったなぁと思うと、なんだか可笑しくなってしまったのです。

思えば子育ては想定外のことだらけ。

だから大変だし、だから笑っちゃうんだなぁと。

 

その後、ざるに並べて干し始めてから10日ほど経過。

もう虫はわかないだろうと安心したら、私の中では片がつき、

ちょっと存在を忘れがちです。

昨日、息子がざるを覗き込みながら、

「どんぐりって食べられるの?」と聞いてきました。

やばい、また想定外の問題が。

食欲旺盛な3歳児に食べられてしまう前に、

早くどんぐりの活用方法を考えねばと思います。