魂のこもった日誌を、たまに書きます。

賞、的なもの。

2013.12.31


toge

暮れも押し迫ったある日。

文化放送のラジオCMコンテストで優秀賞をいただきました。

http://www.joqr.co.jp/2013copy/result.html

(ページの下のほうに、ちょろっと載っています)

 

もうすぐ2度目のハタチを迎えるというのに、広告賞の受賞歴が少ない私。

 

ご存知ない方のために説明しますと、

広告業界には本当にたくさんの賞があります。

 

メジャーどころだと、コピーライターのためのTCC賞、

アートディレクターのためのJAGDAやADC賞、テレビやラジオCMに贈るACC賞。

このあたりまでが、実際に広告を制作しているプロが応募する賞。

 

プロアマ問わず参加できるのが、朝日広告賞、毎日広告賞、

宣伝会議賞や、今回私が応募したような放送局主催のラジオCM賞。

その他、webや海外の賞もあわせると、

広告の制作職で受賞歴0の人はほぼ0と思われるくらい、

夥しい数の広告賞が存在します。

 

そんな業界で、もう一度言いますが、受賞歴の少ない私…。

 

若干の言い訳と自戒を込めて申し開きすると、

私は25歳で広告業界に入界したのですが、

30歳くらいまでは、ほとんど賞に応募したことがありませんでした。

公募の宣伝会議賞や朝日広告賞も、1〜2回応募したきり。

 

今だから言いますが、若かった私は賞にしゃかりきになる行為を、

どこか馬鹿にしていました。

そんな、自分の名誉のために頑張る時間があるなら、

給料もらって今与えられている仕事のコピーやネーミングや企画を、

一本でも多く考えるべきでしょうが、と。

その結果、プロの賞をいつか獲れればいいんじゃないの?と。

 

でも、広告の仕事を続けていくうち、

あれ?賞って仕事に繋がったりするんだな、ということが

やっとわかってきました。

賞が多いほうが売り込みやすいんですよね、クライアントに。

名誉とはちょっと違って、自分自身や会社のブランディングのために、

もっと賞を獲らなきゃいけないんだなぁと悟ったのでした。

 

というわけで、改心してからは応募できるときはするようにし、

フリーになってからは公募にも手を出し始めています。

遅すぎるよ!との声もありますが…。