魂のこもった日誌を、たまに書きます。

姫川亜弓オマージュ

2013.12.6


紫のバラ

ドクターシーラボのwebのコピーを書きました。

http://www.ci-labo.com/s/golden/

ゴールド美人部という、シーラボ内の新コミュニティのコピーです。

 

かつてランドセルを背負っていた頃、私は文学少女でした。

 

家では、父が買ってきてくれるヘレン•ケラーやキュリー夫人、

織田信長、二宮金次郎などの伝記に没頭し、

学校の図書室では、怪盗ルパンやシャーロック•ホームズに耽溺し、

そして市立図書館では…マンガを読みまくっていました。

 

紙が発する木の香りなのか、カビなのか、独特の匂いが充満する市立図書館。

その一角を占める薄暗い子供向けの漫画コーナーで、

ブラックジャックや火の鳥、アラベスク、ダンシング•ジェネレーション、

はいからさんが通るなど、あらゆる少年少女漫画を読破しつづけていました。

なかでも夢中になり、繰り返し読むたびに胸を熱くしていたのが、

「ガラスの仮面」。

 

当時クラスメートだった女子のMもこの漫画のファンで、

よく二人でガラスの仮面ごっこをやりました。

ふつうに大人が考えれば、どちらかが北島マヤ役で、

もう一方が姫川亜弓役をやるのですが、そこは小学5年生。

美人でお金持ち、父が映画監督、母が女優で、気高く正義感あふれる

素敵な姫川亜弓役を、2人で奪い合いました。

まるで紅天女役を争う、ガラスの仮面さながらに。

 

お互いが姫川亜弓になりきり、

「ばあやがクイーンメリーをいれてくれたの」などの台詞や、

「ごきげんよう」とか「よろしくてよ」などの言葉を使った、

ちょっと高飛車な感じの手紙を送りあったりしていたものです。

あぁ、楽しかったなぁ。

 

今思えば、今回のコピーを書いた際、

その頃の文体を無意識に真似ていたような気もします。

ほんと、人生に無駄なことって一つもないんだなぁ。

ということで、話をまとめようと思います。